いただきます夫婦の世界一周レポート

私たちは2013年10月16日より、「オーガニック」「自然と調和した暮らし方」をテーマに夫婦で世界一周の旅を始めました。 旅の途中で見つけたもの、感じたことなど自由にアップしていきます。 また、いただきますを世界に広める夫婦として、「いただきますの日」プロジェクトにも参加しています。 http://itadakimasu1111.jp/?p=1795

フランクフルトのビオ農場 その1

フランクフルト郊外に、「ドッテンフェルダーホフ」というビオ農場があると聞き、見学に行ってきました。

農場の最寄駅「Bad Vilbel」へは、フランクフルト中央駅からS6の電車に乗って20分ほど。…と文字で書くと簡単だけれど、ドイツ初の私たちにとってはまず電車がよくわからない!とりあえず、「6」と書かれた地上ホームまで行き、近くの自動券売機で「Bad Vilbel」までの切符を購入(4.35ユーロ)。発車は10分後ということでほっと一息…つけるはずだったのですが、発車ホームを示す電光掲示板に自分たちが乗るはずの電車が見当たらない。周りをみると、たしかに近くに止まっている電車はどれも「あっしは長距離列車でねえ」とでも言いたそうな顔をしている。二人で首をかしげていると、向こうに「S」のマークを発見。どうやら「S6」の電車が止まるのは100番台の地下ホームらしい!私たちはそそくさと下りエスカレーターに飛び乗った。
ところでドイツでは、「改札が無い代わりに、自分で切符に刻印してから乗らないと不正乗車とみなされて罰金をとられる」らしい。地下ホームまで降りてきてしまったものの、その刻印をするための機械とやらが見当たらない。この時点で発車2分前。罰金だけは逃れたい。
ホームから再び上のフロアに戻ると、隅のほうで話をしている駅員さんたちを発見。訊けば「刻印はいらないよ、電子システムでやってるからね」とのこと。
正直よくわからなかったけどもう発車は目前。「サンキュー」とだけ言い残して階段を降りると、まさに電車がホームに入ってくるところでした。
電車に乗り込んで車内を見回すと、スーツ姿のおじさんが1人いるだけの4人掛けのボックス席が目に入った。私たちは彼の向かいに、並んで腰かけた。手持ちの路線図を広げながら「方向あってるよね?」などと話していると、向かいのおじさんが「英語は話せる?何か手伝えるかい?」と声をかけてくれた。ドイツ人やさしいー!この電車で合っていること、あとどれくらいで着くかなどを丁寧に教えてくれました。
しばらくすると、車掌さんがやって来たのでおのおの切符を見せた。車掌さんは切符をみてうなずくだけ。「電子システムって一体?」と私たちはさらに首をひねることになった。

(後から調べた情報によると、刻印が必要な場合には「Bitte vor Fahrtantritt hier entwerten (乗車前にここに刻印してください) 」と切符に書いてあるのだそうです。ベルリン中心部の電車のチケットはこのタイプでした)

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無事Bad Vilbel駅まで着いたら、あとは農場まで、のんびり歩いて30分ほど。

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緑の道をてくてく歩き・・・ 

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あったー!ドッテンフェルダーホフ。
アドルフ・シュタイナーの提唱する「ビオダイナミック農法」に基づいて運営されているこの農場は、ビオ認証機関「デメター」の認証を受けています。 

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農場へ続く道を進んで、まず最初に行きあたるこの建物はビオショップ。食品から洗剤などの生活用品に至るまで、ビオの商品が並んでいます。
ちょうどお昼の時間ということで、まずは敷地内にあるカフェへ♪農場内で作られた野菜や果物、チーズ、パン、ケーキなどとことんビオなメニューが提供されています。 

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English Menuはないので、ドイツ語がわからなければレジ横のガラスケースを見て食べたいものを選ぶと良いです。ドリンクは周りのテーブルを見てありそうなものを頼みました。注文は英語で出来ます。 

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野菜たっぷりのキッシュ。奥のはクランベリーケーキ。
どちらも優しい味で、食べているとしあわせな気持ちになります♪
すると美味しそうな匂いをかぎつけたのか、何やらネコがやってきて足元でもぞもぞ… 

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そしてネコパンチ。

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 なぜか同席。

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ネコカフェで元気になったあとは、農場の内部へ。
暗い牛舎の中をうろうろしながら写真を撮ったりしていると、奥からこちらに向かって歩いてくる人がいるのが見えた。

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「ハロー」と声をかける。「こんにちは」あれ?日本人の方だ!
お名前は、Yukikoさん。2012年までこの農場内のパン工房で働いていて、今は農場内に住みながら、別の町のパン工房で働かれているのだそうです。
「お二人はもうランチ食べました?よかったら、一緒に食べますか?」
実はまだお腹に余裕があった私たち。Yuikoさんの親切心に甘えて、スタッフ専用の建物へと案内してもらうことにしました。

 

その2へ続く

 

 

written by Kyoko