シンガポールの有機農場“Bollywood Veggies”
2か国めはシンガポール!
今回は有機農場“Bollywood Veggies”のレポートです。
シンガポール郊外、kranji駅からさらに奥まったところにBollywood Veggiesはあります。
殺虫剤や化学肥料を使わない、オーガニック&エコ・フレンドリーなこのファームでは、きらきらの太陽の下ですくすく育った野菜や果物たちを見たり、買ったりすることができます。
ファームにはガイド付きの見学ツアーもあるようですが、私たち夫婦は個人見学で楽しむことに。経路は30minコースと10minコースの2種類があり、今回は30minコースのほうで歩いてみることにしました。
ファームの玄関にはレストランがあって、店員さんに「ファームが見たい」と言うとこんなパンフレットを渡してくれます。バナナマップが可愛い。
歩きはじめてすぐ迎えてくれるのは、Sustainable Garden Farm1の蔓トンネル。これはたしか、カボチャの蔓だったかな?
野菜、果物からお花まで、さまざまな植物が出迎えてくれます。
ファーム内には水を使わないエコトイレもありました。説明書きには、「液体資産(liquid assestって書いてあったけど、たぶんassetのことじゃないかなあ)の場合:液体がじょうご内におさまるよう前に座ってください」「定期預金(fixed deposit)の場合:1/2カップの土と石灰をかけてください」「水の節約と“銀行業”に協力してくれてありがとう!」みたいなことが書いてありました。おちゃめ。
ファームの中には、精神性を高めるための「気づき」的な言葉が随所に書かれています。
ひと通りぐるりとまわってみて、ここは人々のためにひらかれた「観光農場」なのだということを実感。ジョホール・バルで訪れた宇佐美さんの農場とはある意味対極をいっているかもしれない。どちらが正しいということではなく、「オーガニック」には純粋な農業としての側面と、ライフスタイルとしての側面があることを、短期間のうちに続けて見られたのが良かったと思います。
歩き疲れたら、ファームの玄関にあるレストラン「poison IVY bistro」へ。
「毒ツタのビストロ」ってどういうこと?と思って調べたら、このファームを経営している夫婦の奥さんのお名前がIvyさんで、それに因んでつけられたとのこと。なるほど、それでIVYが大文字なんですね。でも、だからといってなぜにpoison?poison ivyで「ツタウルシ」という触るとかぶれる植物を指すらしいのですが、それがわかったところで、腑には落ちない。
と、思ってさらに調べたら、アメリカンコミック「バットマン」に登場する女性の敵キャラ、「ポイズン・アイビー」に辿り着きました。このポイズン・アイビー、wikipediaによると「植物が健やかに暮らせる環境を保護するのが目的で、それを阻害する人類のあらゆる活動を異常なまでに敵視する」キャラなんだそうです。個人的にはこれが一番しっくりきたのですが、真相はどうなんでしょうか。
席についた私たちは、バニラアイス、チョコバナナブレッド、そしてライムジュースを2つ注文。
デザートはどちらも甘すぎず優しい味。ライムジュースは濃厚でフレッシュな果実の味がして、汗をたくさんかいた身体に沁みました♪
Bollywood VeggiesへはKranji駅からシャトルバスが出てます。3シンガポールドルでいけて、のどかな風景も楽しめるのでぜひ!
Bollywood Veggies <http://bollywoodveggies.com/>
written by Kyoko